Researches

多数の要素が絡みあうシステムの実世界内での進化

多数の要素の関係性によって生まれる複雑なダイナミクスは、柔軟に環境に対応することができることが知られている。本研究ではテンセグリティ構造を身体として持つロボットや、ブラシロボットの群れなど、多数の要素が複雑に関係しているシステムに対して、その挙動を観測し進化させることで、複雑なダイナミクスを獲得させることを目指している。

 

iOSアプリによる質感の研究

オノマトペは身体イメージと深く関係していると考えられており、人間の運動や質感、情動に対するイメージを分析するのに、有効な手掛かりになると近年注目されている。本研究では、パラメータを変えることで様々な視覚的表現をするiOSアプリを開発し、そのアプリケーションを用いて被験者に提示したオノマトペの質感を作らせてデータの比較を行っている。また、児童を対象としたワークショップなどにより、ことばの教育アプリケーションとしての可能性を探っている。

 

外部入力を受けるカオス電子回路の挙動の解析

実世界上におけるカオスは外部情報を受け変化している。本研究では楽器とChua回路を結合させて音を発生するエフェクターの試作を行い、楽器入力とカオスとの関係を調べている。将来的には、研究者以外の人がこのエフェクターを使っている間に、カオスの挙動のデータが自然と集まるようなものになることを期待している。

 

人間とインタラクションする空間の構築

複数台のKinectで囲まれた空間の中で、人間が動き回って音の組み合わせを進化させる。アート作品などへの応用を通しながら、人間の自然な振舞いの中から勝手に進化するようなシステムの構成法について考えている。

 

フィジカルコンピューティングデバイスを用いた人間や環境の挙動の観測と解析

人間の振舞いや環境の情報を観測するシステムを開発し、そのデータの解析を行っている。 将来的には、得られたデータを人間にフィードバックすることで起こる振舞いの変化から人間の持つ適応的な挙動について調べたり、環境情報を得ることで外界と結合したシステムから自発的な振舞いを創発させられるか調べるなどの研究の発展を考えている。