東京工芸大学 工学部 電子機械学科

電子機械学科コラム

Vol.5 つれづれなるままに

2010年 9月 01日

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 つれづれなるままに、日暮らし、...。言わずと知れた兼好法師の随筆『徒然草』の出だし。「することもなく、退屈に任せて」書き付けていると、とある。

 

 勿論、作者は日がな暇だったわけではない。が、こんな緩やかな時間を感じさせる言葉を連ねられる法師に懐の深さを感じつつ、その人生観を読み進める。

儒教をはじめ幾つもの学問に精通し、知識と教養を身に付けた法師の言葉は、今の時代においても十分通用すると思う。

  あなたが心のままに文章を書き始めたらどんな言葉が紙面に並びますか。言葉を形にしたら、自分はこんな事を思っていたのかと気づく事もあるかもしれませんね。

 

 読書の秋。古典にも手を伸ばしてみませんか。