東京工芸大学 工学部 電子機械学科

電子機械学科コラム

Vol.13 梅雨

2011年 6月 20日
 

column13.jpg 子どもの頃、虹の麓を目指して歩いた。

歩いても歩いても、虹は近づいてこない。

段々薄くなってやがて消えていく虹を「あ~あ」と見つめた。

 

それでも次の機会に虹を見つけると、また近づこうと歩いた。

「今度こそ」という気負いは無く、毎回新たに「あ、虹だ!」と感動して引き寄せられた。

いつからそれをしなくなったかな。

 

雨の時期には子どもの頃が懐かしくなる。懐かしい人に会いたくなる。

明るい陽が差すまで静かに優しい気持ちで過ごそう。