電子機械学科コラム
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Vol.16 秋の田に思う
2011年 9月 28日
黄金色に輝く稲穂の絨毯。9月に入ってあちらこちらで収穫が始まった。
道すがら見る田んぼは季節ごとに趣のある光景を広げてみせてくれる。
刈られた藁に霜が降りた白い土地はぴんと張り詰めた空気のせいか冷たく凛とした感じ。
田植えの後は、整列した苗のまわりに張った水が爽やかに揺れる。おたまじゃくしやあめんぼ、水草のちょこちょこゆらゆら動く姿が楽しい。
真っ青な空に向かって背丈の伸びた青い穂の絨毯も、黄金色のそれに負けず劣らず美しい。
時おり見かける作業者はどなたも日に焼けた身体が引き締まっており毎日勤勉に農作業に従事する様子が推し量られる。害虫や害鳥、悪天候に気を揉みながら大切に大切に育てた稲の収穫の時期は、苦労が形になる時、総まとめの時だろうか。
言葉を交わした事は無いが、年中美しく保たれている田んぼとその中に居られる皆さんの姿から日々のご苦労と農作物へ注がれる愛情を感じる。
育てる者。育てられる者。どこかで誰かが見守っている。