東京工芸大学 工学部 電子機械学科

#2小田部視久/渡辺香

otabe_watanabe.jpg工学部では貴重な女子2人に、女子的工学部ライフを語ってもらいました。

左 小田部視久 2年(2009年度) 普通高校の普通科から入学
右 渡辺香 3年(2009年度) 普通高校の理数科から入学



お2人は知り合いですか?

小田部「同じサークルでロボットを作っています。」
渡辺「小田部さんがサークルを見学している時に、たまたま『あ、女の子がいる!』って思って見学をしたのがきっかけで、私も入ったんです。」


『あ、女の子がいる!』って言うのは...?

小田部「女子が少ないんです(笑)。今のところは全学年で7人ですね。」
渡辺「だからものすごく仲がいい。半端ない。」
小田部「グループが複数出来るほどの人数がいないから仲が悪い子とかもいないです。」
渡辺「私は高校が理数科だったので、女子がものすごく少ない事には慣れていましたけどね。」
小田部「私は泣きそうでしたよ(笑)。今ではもう何とも思ってませんが。」
渡辺「同じキャンパスにある芸術学部に女子が多いから、普段生活している分には男子だらけって感じはしませんね。」


普通科からどうしてロボットを作る道に?

小田部「高校の時の総合の授業でサッカーロボットを作る授業があって。いろいろ考えたり工夫した末に『動いた!!!!!!』って感動して。
それからロボット作りに興味が出てきたんです。進路を考えてる時に先生にも勧められたということもあります。」
渡辺「私も先生に工芸大の指定校受験を勧められました。でも最初は化学系の学科に行こうと思ってたんです。でも実際見学に来たらロボットが楽しそうで。」
小田部「見学に来ると変わりますよね(笑)」


キャンパスに見学に来てどのような印象を受けましたか?

小田部「キャンパスが綺麗で、全体がコンパクトにまとまっているかな!って思いました。やっぱり大きな大学と比べると敷地が狭いかなと感じましたが、実際入学したらそのコンパクトな広さが便利です(笑)。」
渡辺「教室間違えても遅刻しないですむしね(笑)。」
小田部「そうそう!」
渡辺「あと緑が多いと思いました。山も近くにあって、のどかなところだなぁと。」
小田部「先生が面白かったのも印象に残っています。」
渡辺「それから実際に入学してから分かったのは、学食が美味しいということ。」
小田部「美味しいご飯が食べられるとやる気が出ますよね。」


otabe_watanabe2.jpg今力を入れている活動を教えてください。

小田部「ロボットの制作です。私は相撲をするロボットを作っています。」
渡辺「私は迷路をクリアするネズミロボットです。」
小田部「ロボットの能力を競う大会があって、それに向けて活動しています。先輩方に教わりながら少しずつ改良していくんです。」
渡辺「大会前は徹夜とかもしますね。」
小田部「しますね(笑)。」

ロボット制作の楽しさって何でしょうか?

小田部・渡辺「動いた時の喜びです!!」
小田部「制作して動そうとすると、まず動かないんです。うんともすんとも言わなかったり、暴走したり(笑)」
渡辺「何が間違ってるのかを探して、一つ一つ修正していくって言う作業が続きます。それで出来上がった時には、それはそれは嬉しいですよ。」
小田部「叫びます(笑)」
渡辺「『うおーっ!』ってね(笑)」
小田部「この辺のうれしさは性別関係ないです。」

ロボット・愛ですね。

小田部「ロボコンとかで見るロボットって一見無骨に見るかもしれないですけど、作ってる方としてはかわいくて仕方が無いんです。」
渡辺「自分の子供、って言う感じがします。」


周囲には理解してもらえていますか?

小田部「同窓会で『ロボット作っている』って言ったら格好いい!って言われました。家では父親が制作業をしている関係で理解は得られてると思います。」
渡辺「いいな、私なんてバイト先で『ロボット作ってます』っていったら爆笑されたよ(笑)」
小田部「え、何でですか?」
渡辺「『その顔で?』って(笑)。なんなんだろうね。」
小田部「先輩は理系っぽく見えないのかも。」
渡辺「そうかもしれない。」


最後に、工芸大を受けようとしている高校生に一言お願いします。

小田部・渡辺「女子、ぜひ来て下さい!」
小田部「私みたいに普通科から来てもやっていけるんで、興味があれば素直に来て大丈夫です。」
渡辺「女子が少なくて友達できないなんて事もないですしね。」
小田部「今日ここで偏見は無くしてもらわないといけません(笑)。」
渡辺「それ大事(笑)。」