研究室スタッフ

専門分野
・ ロボティクス
・ 画像処理
・ ロボット教育
2021年度メンバー
博士2年 |
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学部4年 |
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研究概要
人間は五感(視覚・聴覚・触覚・臭覚・味覚)の情報を使って様々な知能的な行動を実現しますが、実はその80%以上が目からの情報に頼っています。現在、世界では様々なロボットが登場していますが、人間のような視覚機能を獲得しているロボットはほとんどありません。つまり、ロボットは目隠しで動いているようなものです。ロボットが知的な行動をするためには、目(カメラ)より入力される画像から周囲の情報を瞬時に読み取り、状況を判断することが重要です。ロボットが知的に行動するためのシステムの構築を目指した研究をロボットビジョン研究室では行っています。
代表的な研究テーマ
自分で考えて行動するサッカーロボット
サッカーは、自分や敵/味方、ボールやゴール位置を情報として処理する必要があり、攻守の戦略も含めてとても高度な知能が要求される競技です。当研究室では、自律移動ロボットの研究としてサッカーロボットを開発しています。カメラの入力画像を処理して様々な情報を獲得し、他のセンサ情報も含めてリアルタイムに状況判断を行い、駆動システムを制御します。サッカーロボットのコンテスト:RoboCup(ロボカップ)にも毎年出場し、研究成果を搭載したロボットで上位入賞しています。

エンジニアを育てるロボット教材の開発
ロボットは電子・機械・情報の技術を集めた大規模なシステムです。ロボットの世界のエンジニアとして一人前になるためには、幅広い技術と膨大な知識を学ぶ必要がありますが、それはとても大変な道のりです。当研究室では、ロボットエンジニアの卵が効率良く、そして何より楽しく技術と知識を得られる教材の開発を行っています。具体的には、ロボット教育として注目されているロボットコンテストに焦点を当て、目的を見据えて試行錯誤する中で実用的な技術が獲得できるようにしています。

研究風景

チームKoogei−RV

ロボカップ2011で準優勝

ロボット教材機でロボコン出場