研究室スタッフ

専門分野
・ 人工生命
・ 複雑系
・ ロボティクス
修士2年 |
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学部4年 |
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研究概要
どのようにすれば、ロボットは命令されたことだけをするのではなくて、自発的に自分から考えて行動するようになるでしょうか。 そのためにはただ人工知能を機械に搭載するだけではなくて、身体の使い方をロボット自身に獲得させることが必要になると考えています。当研究室では、身体を持った人工生命を構築することを目指し、生物の自発性の研究と、自発性のロボットでの実現法について研究しています。 進化によってロボットなどのシステムを環境に適応させる研究や、iOSアプリやフィジカルコンピューティングデバイスを用いて人間とインタラクションするシステムの研究など、様々な分野を横断する研究を行っています。
代表的な研究テーマ
実世界内での進化の研究
Boid(人工生命シミュレーションプログラムのひとつ)に代表される多数の要素が関係しているシステムは、柔軟に環境に対応することができることが知られています。本研究ではそのような多数の要素が関係しているシステムに対して、その挙動を観測し進化させることで、複雑で適応的な動きをさせることを目指しています。またその挙動を観測する装置を人間の観測にも利用し、人間の選好やインタラクションからシステムを進化させることも試みています。

iOSアプリによる質感の研究
「ざらざら」や「ぷるぷる」といった擬声語は、人間が自分の身体に対して持つ身体イメージと深く関係していると考えられており、人間の運動や質感、情動に対するイメージを分析するのに、有効な手掛かりになると近年注目されています。本研究では、パラメータを変えることで様々な視覚的表現をするiOSアプリを開発し、そのアプリケーションを用いて被験者に提示した擬声語の質感を作らせてデータの比較を行っています。また、児童を対象としたワークショップなどにより、ことばの教育アプリケーションとしての可能性も探っています。

研究風景


